不定愁訴・自律神経失調症

不定愁訴、自律神経失調症はこんな症状が現れます

不定愁訴（ふていしゅうそ）や自律神経失調症とは、明確な理由もなく、「体調が悪い」という自覚症状の総称で「頭が重い」「イライラする」「疲労感が取れない」「よく眠れない」などの症状が現れます。また、「全身倦怠感」「疲労感」「微熱感」「頭痛」「めまい」「のぼせ」「耳鳴り」「しびれ感」「動悸」「四肢冷感」を訴える方も多く、年齢に関係なく発症します。医学的検査をしても原因となる病気が特になく、治療も、抗不安剤や鎮痛剤の投与などの対症療法が行われているのが現状です。これら不定愁訴の根本的な原因を突き止められるところは殆どなく、しかも、不定愁訴は病気として認めてもらえない風潮があり、家族や同僚の理解もなかなか得ることができません。

主な原因

これらの症状を訴えている患者さんに共通する身体的特徴として、まずは首、背中、腰周りに痛みやだるさの症状を訴える方が多いです。不定愁訴の症状がなかった頃に比べると、明らかに痛みの領域に対応した体幹や頭頚部の骨格筋群に過緊張や硬化・癒着があり、「循環不全」や「冷え」が認められます。「循環不良」「冷え」が続くと、身体の機能がうまく働かなくなり「免疫力の低下」「自律神経やホルモンバランスの乱れ」につながり、これが不定愁訴、自律神経失調症のつらい症状を引き起こします。